日時:令和5年10月18日(水)
読書会 16時00分~17時00分
懇親会 17時00分~18時30分
場所:居酒屋 しじみちゃん(札幌市北区北23条西4-2-37 サンブリッジビル地下1階)
テキスト:「物語、ウクライナの歴史」(黒田祐次著、中公新書)
コメンテーター:小林 真之
参加者:小林真之、八重樫幸一、浅田政広、米澤修吾、渡辺敏昭
日時:令和5年12月6日(水)
読書会 16時00分~18時00分
懇親会 18時00分~20時00分
場所:居酒屋 しじみちゃん(札幌市北区北23条西4-2-37 サンブリッジビル地下1階)
テキスト:「ロシアについて~北方の原形」(司馬遼太郎著、文春文庫)
コメンテーター:八重樫幸一
参加者:小林真之、八重樫幸一、浅田政広、米澤修吾、渡辺敏昭、南 幸衛
先ず八重樫氏より、そもそもロシアとはどういう国なのか知りたかったという本テキストを選んだ理由が示された後、ロシアの歴史と周辺民族の動向、モンゴル帝国の最大版図と各汗(ハン)国のマップなど氏が用意した資料をベースにテキストのポイントについて説明がなされました。また、米澤氏から北方領土が我が国固有の領土である根拠を記載した資料が示され、司馬遼太郎氏の言うヤルタ協定におけるモンゴル高原と千島列島のセット論と北方領土問題との関係について理解を深めました。論議は多少の脱線も含めて活発に行われた結果、読書会の終了予定時刻を大幅に超えてしまい、懇親会の時間短縮が懸念されましたが、幸い大らかなお店側のご厚意により十分すぎる懇親の時間をいただき、美味しい料理とボケつっこみ漫才のようなやりとりなどで愉快な時間を過ごすことができました。なお、蛇足ですが懇親会終了数日後、本文記述者の南が自宅の本棚の奥に隠れていたロシア関連グッズを偶然発見しましたので(相当昔、札幌市年末恒例のミュンヘン・クリスマス市で購入したマトリョーシカ)、その写真を掲載しました。人形の大きな順にレーニン、マルクス、エンゲルス、ブレジネフ、スターリンですが、このうち、今回のテキストには、レーニンとスターリンが登場しました。
日時:令和6年2月21日(水)
読書会 16時00分~17時30分
懇親会 17時30分~18時40分
場所:居酒屋 しじみちゃん(札幌市北区北23条西4-2-37 サンブリッジビル地下1階)
テキスト:「一九四五占守島の真実~少年戦車兵が見た最後の戦場」相原秀起著、PHP新書)
コメンテーター:浅田政広
参加者:小林真之、八重樫幸一、浅田政広、渡辺敏昭、南 幸衛
冒頭、浅田氏よりテキスト本に関連する書籍「終わらざる夏」(浅田次郎著、集英社文庫)、「知られざるシベリア抑留の悲劇」(長勢了治著)、映画「富士に誓ふ 少年戦車兵訓練の記録」(ユーチューブで視聴可能)などの紹介がなされるとともに、陸軍少年戦車兵学校設置前後(廃校まで)の経緯・各期の卒業時期(繰り上げ卒業など)・人数、占守島と札幌など各地域との距離、広さの比較、占守島の地理的位置づけが明確な地図など浅田氏が作成した詳しい資料が示されました。その後、活発な意見交換がなされ、スターリンが留萌と釧路を結ぶ線より北を分割占領したいとの野望をトルーマンに拒否された件やイスラエルのガザ地区を巡る動向やロシアとウクライナの戦争など現在相次ぐ紛争への懸念、本作の著者である相原氏が巻末の占守島で戦った元兵士達へのインタビューを通して得た結論「戦場とは・・・過酷で・・・人が血を流し、見知らぬ人と殺し合い、一生背負わされる傷を負う場所だった。」という感想などについて各々の認識を共有しました。そして1時間半の読書会の後は、懇親会に移り、各自の健康状態などを含め、楽しい話題とボリュームたっぷりの美味しい料理で盛り上がりました。なお、今回は諸般の事情で残念ながら米澤氏が欠席されましたが、お元気ということで次回の参加を楽しみにしています。